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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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女渡り4(了)

 ホテル内のエレベーターで二人は激しく舌を絡め合い、そのまま下着をずらして一度目の行為を始めた。エレベーターが開いた瞬間、若いカップルとはち合わせた。しかし、場所柄慣れているのか、カップルは気にする様子もなく二人が降りるのを待ち、何事もなかったかのように入れ違いでエレベーターへと入っていった。
 エレベーターが下っていく間、男はエレベーターの金属扉に「キョウコ」を寄りかからせ、器用に腰を突き上げた。かと思うと一気に引き抜き、「キョウコ」の頭を自分の股間へと持っていった。口に含んだモノから吐き出された精を受け止めながら「キョウコ」もまた、小さな絶頂に達していた。
 部屋に入ると、シャワーも浴びず、一目散にベッドへと向かう。
 「キョウコ」が服を脱ごうとしたところで、その時間すらもどかしいのか、男は渾身の力でキョウコの服を引き裂いてしまった。
「ぁん。もう、焦らないで。これでも打って待ってて、ね」
 そう言ってキョウコは、未使用の注射器を男に渡した。
 男の方も初めてでないらしく、気持ち悪く口元を歪めると、実に嬉しそうに注射器を受け取った。
 「キョウコ」が脱ぎ終わるのとほとんど同時に、男は慣れた手つきで作業を済ませ、注射器をゴミ箱へ放り投げた。
「はい、お待たせ」
 そう言ってキョウコがベッドへと倒れ込み、足を大きく開く。
 薬の効果か、眼の座った男は緩慢な動きで「キョウコ」の股間にその顔を寄せた。かと思うと、それまでのゆったりした動きとは対照的に、激しく舌を動かし、大きな水音を部屋に響かせた。
「うぁ。あう……っ! んぅ!」
 激しく、しかし的確に快楽のポイントを責め立てる男の技巧に、「キョウコ」は、この男は当たりだったな、と心から満足していた。



「うぅ……気持ち悪ぃ」
 あの後「キョウコ」と男は、体力の許す限り快楽をむさぼった。
 何度絶頂に達したのか、数えることがどうでもよくなりだし、自分の意思と無関係に身体がけいれんし始めた辺りからの記憶が曖昧だった。
 気が付いたら、タオルケットの一枚すら身に掛けずにベッドに横たわっていた。
 隣で寝ている男のものだろう。キョウコの身体は乾いた精液にまみれ、酷い生臭さを放っていた。
 その感触と臭いも気持ち悪いことに違いはないが、目覚めの際に呟いた言葉が指し示すのはまた別のものであった。
 思考は定まらず、頭の奥で鐘が鳴り響いているような錯覚を覚える。精神が激しく苛立ち、隣で寝ている男を殴りたい衝動に駆られる。喉の奥が激しく乾き、唾液を飲み込もうとするが、肝心の唾液が全く口中に存在しない。
 明らかに、薬の効果が切れた禁断症状だ。
「効いてる間は良いけど、これがなあ」
 身をすくめて身体を震わせる。呼吸も乱し、不快な感情をぐっと堪える。
「……ああ、やっぱだめだ。もういいや、出よう」
 次の瞬間、キョウコは唐突に脱力し、再びベッドに横たわった。
 その拍子にか、キョウコの股間から、男の精液がドロリと溢れ、ベッドに小さなシミをひとつつくった。
 そして、そこにはもう、「キョウコ」の存在はどこにも存在しなかった。



「……ほい。これで禁断症状ともさようなら、とね。いやあ、便利で良いねえ」
 言いながら男は無意識に右手を畳に這わせる。
「ああ、そうだそうだ。禁煙禁煙……」
 何度も繰り返す自分の間抜けぶりに苛立ちを覚え、舌打ちをしながら畳を拳で叩いた。
「ああ、駄目だ。やっぱりだるいわ。妙に怒りっぽいし。少し控えた方が良いんかなあ」
 顔をしかめ、肩を揉みながらうんうんと唸る。
「いつものやつ済ませたら、しばらく普通に寝るかな」
 そう言って這うように布団から出ると、机の引き出しを開け、ノートを取り出した。
「ええと、ケイイチはもう限度額まで金借りてあったから削除だな。……あ、いやいや、まだ俺の口座に移してないか。んじゃ、もう一回入ったらそれで削除だな。あとはサチエが確か給料日だからその金を貰って、と……」
 不意に男が咳き込む。
「やっぱ寝っ放しだといかんなあ。喉が渇いて仕方ない。なんか飲み物あったっけ」
 ノートを閉じ、冷蔵庫へと向かう。
「えーっと、ビールくらいしかないなあ。ま、いっか」
 言いながら手を伸ばした瞬間、妙な物が目に入った。
「……ん? なんだこのケース」
 全く見覚えのない――いや、どこかで見たことがあるようなケースに手を伸ばす。
「……は?」
 ケースを開けた瞬間、訳が分からず手が止まる。
 そこにあったのは、注射器と、透明な液体の入ったガラス瓶だった。
「な、なんだこれ。お、俺じゃねえぞ」
 ケースを床に投げ捨てると、冷蔵庫の扉を閉めるのも忘れて立ち尽くした。
 そこで、あることが思い当たる。
 妙に怒りっぽいこと。そして、無性に喉が渇いていること。
 それだけはない筈だ。そう思いながら男は、自分の足首へと指先を伸ばした。
 そこには、注射針を刺しすぎたため変質し、しこりとなった肉の感触が確かにあった。
「な、なんで……。なんだよこれ! 知らない! 俺じゃないぞ!」
 混乱して入口へと走る。ドアポストには、数日間放置されていた山積みの新聞に紛れ、封書が何枚も散らばっていた。
 それは全て、金融会社からの督促状であった。
「なんだよ! なんだよこれ! 俺じゃない! 俺じゃないんだよ!」
 目に付いた封書を次々と破り捨て、男は扉を開けて勢いよく飛び出した。
 その時。
「志真栄二を確保。これより、令状に従い家宅捜索を開始します」
 自分の名前を呼ばれた瞬間、何もかも、全く理解が出来ないまま、その場にゆっくりと崩れ落ちた。



「あーあ、いっつも誰かに入ってるから、空っぽの間に好き勝手できる良い身体だったんだけどなあ。流石に調子に乗りすぎたかな。ま、レイプに強盗、ドラッグまでやらかしたらそりゃ通報もされるか。はじき出される心配がないから安心して楽しめたんだけどなあ。ともあれ、エイジさん。ありがとね。さよなら」
 無論、その答えが栄二の元に届くことは無かった。

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