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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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彼は並行世界で金髪縦ロールのサキュバスのようです3

 鏡の前で尻をつき、足を大きく開く。鏡に写ったそのいやらしい姿に、妙な興奮を覚える。これから自分がやろうとしている事に緊張が増し、鼓動がかなり高くなっている事を自覚できた。
 服を脱いだ時のようにゆっくり深呼吸し、やがて意を決す。鏡越しに穴の位置を確認して目安を付けると、バイブを握る手にぐっと力を入れる。


「あ、あれ……?」
 何故か入っていかない。改めて力を入れるが、快感どころかむしろ痛みを感じ、困惑していた。
 少し悩んでようやくピンときた。濡れてないのだから入らないのだ。しかし、それが分かったところで解決には至らない。
「ん~……。どうやれば濡れるんだ……」
 悩んだ挙句、唾液で濡らすという選択肢を取った。しばらく、バイブの角度を変え、眺め、どうやって濡らすか悩んだが、結局それしかないだろうと思い、抵抗を覚えながらも恐る恐る口に含んだ。
 シリコンの妙なにおいと微妙な柔らかさを感じながら、口の中で唾液を絡める。フェラってこんな感じなのかなぁ。そんな事を思いながら、何故かその行為に興奮して鼓動を強めている事が不思議に思えた。
 ゆっくりと口の中から引き抜くと、唾液が部屋の光に反射し充分に濡れている事が確認できた。これなら大丈夫だろう。そう考え、改めてバイブを股間に持って行った。
期待で胸を高鳴らせながら、腕にゆっくりと力を入れる。すると、わずかに痛みのようなものを感じながらも、バイブは静かに飲み込まれていった。もっと漫画のような水音がすると思っていたので、その点は残念だったが、それでも、普通なら感じる事が出来ない挿入感を股間に感じ、かなり興奮していた。

 十秒ほどだったか。深呼吸をしながら気持ちを落ち着けようやく覚悟を決めると、快楽へ期待を寄せながらバイブを前後に動かした。
「ん……。あ、すご……っ!」
 予想以上の感覚に、ほんの二回前後させただけで呼吸が止まり、目を強くつむった。
 女がセックスの時に声を出すのも納得できるというものだ。再び数度深呼吸をし、改めてバイブを抜き差しする。先ほどの感覚で学習したため、感じすぎないよう出来るだけゆっくりと動かした。
 座っている事が出来なくなりその場で横になる。目をしっかりとつむり、腕の動きに意識を集中させる。相当にゆっくり動かしているというのに、股間から伝わる刺激はとても激しく、本人の意思とは無関係に体を震え跳ねさせた。
 やがて、最初に期待していたいやらしい水音が股間から聞こえるようになってきた。それに伴いバイブもスムーズに動かせるようになり、また、刺激にも慣れてきていたため、徐々に動きを速めていった。
 段々と気分が高まってきたところで、バイブにスイッチがある事を思いだす。
「そうだ……。これ、入れてみよ……」
 自分に言い聞かせるように呟き、手探りでスイッチを入れた。
「うぁ!」
 直後に襲ったすさまじい感覚に耐えきれず、手を離してのけぞってしまう。
「や……だっ!」
 足がつるかと思えるくらいに全身に力を入れると、グチュリと音をたてて、バイブは勝手に体から押し出された。
「……はぁ、はぁ、はぁ」
 呼吸の音が聞こえる程に乱れ、あの一瞬で相当量の汗もかいた。床では、まだスイッチの入ったバイブがブブブと間抜けな音を立てていたが、それを止める事にも頭が回らなかった。
 呼吸が落ち着いてくると、ふと、疑問が沸き上がった。何故、こんな事をしているのだろう。今、訳も分からず体を入れ替えられ、閉じ込められてしまっている。その状況を何とかするために少しでも家の中を調べなくてはならないのに。それなのに、何故こんな好奇心に負けて時間を無駄にしてしまっているのか――。
 それは、サキュバスの肉体であるが故の快楽への欲求が原因だったのだが、吸血鬼であるという誤解もあって、答えにたどり着く事は出来なかった。
 やがて、せっかく沸き上がった貴重な疑問も、床に転がるバイブが目に入ると、再び欲求で頭が染まり、頭から追い出されてしまった。

 どうにかしてあの刺激に耐えて快楽を味わい続けたい。しかし、さっきと同じようにやってみても、同じように耐えきれず手を離してしまって終わりだろう。悩んでいると、先ほど脱ぎ捨てた衣類が目に入ってきた。
「そうだ、あれを使えば……!」
 衣服のかたまりの中から下着とタイツを取り出すと、改めてバイブを差し込んだ。背筋にゾクリとくるような快感が走ったが、振動していなければ耐えられない事は無い。
 奥深くまで差し込み、ゆっくりと手を離す。そして、バイブが抜け落ちないことを確認すると、慎重に下着を履いてバイブが抜けないように固定した。さらに念には念を入れてタイツを履き完全に固定する。ふと鏡を見てみると股間からはみ出しているバイブが、黒いタイツによってシルエット状になり、かなりのいやらしさを感じさせ、また、上半身は裸である事が対比となって、下半身のシルエットを強調していた。それがアダルトビデオなどではなく自分自身の姿なのだと思うと、胸が高鳴り、自然と股間が濡れてくるのが理解出来、妙に恥ずかしいように感じられた。
「ん……と、ここかな……」
 タイツの上から手探りでスイッチの位置を確かめる。しかし、いざスイッチを入れようとすると先ほどの激しい刺激が思い出され、どうなってしまうのかという不安から、指に力を込めるのがためらわれた。
 それでも、ここまで来てやめるのはあまりにも勿体ない。それまでと同じように、一度ゆっくりと深呼吸をすると、喉を鳴らし、覚悟を決めてスイッチを入れた。

「くぁ……っ!」
 その瞬間、刺激に耐える事が出来ずにその場に崩れ落ちた。
「だめ……っ! これやば……いっ」
 先ほど感じた体がのけぞるような快感が絶え間なく頭に突き抜ける。このまま続けるとまずいと感じ、咄嗟に股間に手を伸ばすが、快楽に邪魔をされ、指先を細かく動かす事が出来ない。かといってバイブを抜こうとしても、抜けないようにタイツを履いてしまっているのだから、いくらタイツ越しにバイブを掴んでもどうしようもなかった。
「うあ……ぁ。助け……」
 スイッチを探してせわしなく指先を動かし、気を紛らわせようと必死に足をばたつかせ、誰も居ないのは分かっているのに、ほぼ無意識に助けを求めていた。
 やがて、いくら指先を動かしてもスイッチにたどりつけない事を悟ると、手を大の字に開くと、精一杯の握力で絨毯を掴んで快楽の波に耐えた。

 どれくらいの時間快楽に耐えていたのだろうか、不意にバイブの振動が止まり、ひどく乱れた呼吸の音だけが部屋に響いた。電池が切れてくれたのだろうかと思ったが、気持ちを落ち着けて目を開けると、そうでは無い事が理解出来た。
「ずいぶんとお楽しみだったみたいねぇ」

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