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喫茶ま・ろんど

TSFというやや特殊なジャンルのお話を書くのを主目的としたブログです。18禁ですのでご注意を。物語は全てフィクションですが、ノンフィクションだったら良いなぁと常に考えております。転載その他の二次利用を希望する方は、メールにてご相談ください。

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男子校の悲劇3

これ以上妙な要求をされる前にさっさと帰ってしまおう。
チャイムが鳴ると同時に、荷物をまとめて席を立つ。
しかし…。
「おい、キヨ」

この声は……トシアキだ。

トシアキは、俺の親友と呼べる男だ。
俺がこの病気になってからも、唯一、以前と変わらずに接してくれる男だった。
事実、このクラスの中でトシアキだけは、俺に変な頼みごとをしてくる事は無かった。

だから、安心…いや、油断していたのだろう。
二人っきりで話したいことがある、と言われても、俺は何も警戒せず、
トシアキに言われるがままに、教師が来てくれないであろう、家庭科室へとついて行った…。


一時間以上は経っただろうか。
俺とトシアキは、他愛もない雑談を続けていた。
「……はは、マジで?履いてみたわけ?Tバック」
「興味はあったからな~。でも、アレはダメだわ。尻に食い込んだ気持ち悪ぃ」

「……へぇー。女ってのも大変なんだなぁ」
「本当だよ。生理のたびに腹が痛くなるし…。生理の時は胸も変に張って気持ち悪いんだぜ」

こんな話を気楽にすることが出来るのも、相手がトシアキだからだ。
トシアキは他の男とは違う。
今まで、一度も変な事を要求してこなかった。
俺の姿形が変わっても、以前と態度を変えずに接してくれている親友だから。


しかし、ひとつ、気になっていることがあった。
なかなか言い出すきっかけが掴めず、結構な時間が経ってしまったが、
このまま無視し続ける、という訳にもいかないだろう。
「なぁ…トシ」
俺は、意を決して、声のトーンを一段落とし、トシアキに問い掛けた。
「なんで…わざわざ、こんなとこに連れてきたんだ?」

そう、ここは家庭科室。
授業中でなければ、こんなところに人はまず来ない。
ましてや今は放課後。
雑談をしている間に、いつの間にか日も沈み、薄暗くなり始めている。
目の前にいるのが親友とはいえ、さすがに不安な気持ちが沸き上がってくる。

「あぁ、それか…。そうだよな、ゴメン。なかなか言う勇気が出なくてさ」
なんだろう…。
最近の事を考えると、決して良い想像が浮かばない。

「あの…さ」
余程言いづらいのだろう。
なかなか、次の言葉が出てこない。
「あの…キヨが皆にやらせてるアレ…。頼みたいんだ…」


…ショックだった。
こいつだけは…トシだけは他の男と違うと思っていたのに。
悲しみが胸に広がり、自然と涙がこみ上げてきた。
きっと誰もいなかったら、そのまま泣き出していただろう。
だけど、俺は、そんな自分を見せたくなかったから、涙をこらえて返事をした。

「なんだよ…お前もやっぱ…男だな…エロいことばっかり考えて…」
トシアキが、不思議そうな顔で俺の事を見下ろす。
なんとか平静を装ったつもりだったが、やはり、動揺は抑えきれなかったようだ。
「それで………何をしたいんだよ?」

「あー…そのー………ヤらせて…欲しいんだ」


…………………………!!!
こいつだけは違うと信じていた親友が、今、俺の目の前で、
他の誰よりも過激な事を俺に要求してきた。
その事実に、一瞬だが、頭が真っ白になり、何も考えられなくなった。
それでも、俺は何とか気持ちを落ち着けて、トシアキに返事をした。

「悪いけど、それだけは…」
言葉を遮るように、目の前に金の束が出される。
「11万ある。これでどうか…頼む!」

11万!?
コイツは何を考えているんだ。
俺とヤりたい。
それだけの為に、こんな大金を用意したというのか。
もしかして、今まで俺に何もしようとしなかったのは、親友だから、ではなく、
この目的のために、金をため続けた、ということなのか…。

こいつだけは違う、という考えは、俺の勝手な思い込みだったのか…。
…いや、それでも。
それでも、俺はまだ、トシアキを信じたかった。
こいつだって男なのだから仕方ないじゃないか。
女の体に興味が無いはずが無い。
だから、ちょっと、欲求が膨れ上がってこんな行動に出てしまっているだけなのだ。
だから、ここでその欲求を満たしてやれば、きっとまた親友のトシに戻ってくれる筈だ。

そう考えたから、俺は…その金を……受け取ってしまった………。


「ありがとう、キヨ…。じゃあ、皆! 入ってこいよ!」
…皆?
何のことか分らずにいると、入り口のドアが開いて、ぞろぞろと級友たちが入ってきた。
どういうことなのか、俺には、事態が把握できない。

「皆で五千円ずつ出し合ってさ。あれだけ貯めたんだってさ」
え…?
「俺もさ、流石にSEXは無理だろうって皆に言ったんだけどさ。いやー。頼んでみるもんだな」
トシアキ…何を言って…。
「まぁ、俺は代わりに頼んで欲しいって言われただけだからもう帰るけど」
帰る…?何で…?
「それじゃあな、キヨ。また明日。こんな事言うのもなんだけど…、出来れば体、大事にしろよな」
つまり…どういうこと?
俺とやりたがっていたのはトシアキじゃあなくて…。
つまり、トシアキはやっぱり俺の親友のままで…。
だから…つまり…………………。

金をその場に投げ捨て、入口に向かって走った。
そして、入口をふさいでる奴に体当たりをする。
しかし、相手はビクともせず、逆に捕らえられてしまった。
「やだ…! やめろ! 離せっ!」
必死に振りほどこうとするが、非力な俺が暴れたところで全く効果がない。
俺は、軽々と持ち上げられて、教室の真ん中まで連れ戻されてしまった。


「ダメだよー。キヨ、お金受け取ったんだからさー。ちゃんと約束守んないと」
「知らない! そんなの知らない! 金なら返すから! 離せよ!」
自由な足で、俺を捕まえている男のスネを思い切り蹴りつける。
弁慶の泣き所というくらいだ。女の力でもかなり効いたのだろう。
「うっ」と短く唸って、俺を掴む力を緩めた。
その隙に精一杯の力で振りほどき、再び入口に向かって逃げ出そうとする、が…。
脇から伸びてきた別の手に右腕を掴まれ、床に引きずり倒されてしまった。
仰向けに思い切り倒された瞬間、反対の腕に力がかかる。
見ると、二本の腕が俺の左手をしっかりと押さえ付けていた。
反対側を見ると…やはり同じように、別の二本の腕が、右腕を押さえ付けていた。

唯一自由になってる足をばたつかせ、身をよじり、なんとか脱出しようと試みる。
しかし、幾ら足掻いても、男二人に押さえ付けられているこの状態では、徒労にしかならなかった。

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